8月15日で終戦の日なので関連する日記でも書きますかね。
と言っても今までのように博物館などではなく
戦争遺跡としてそのままブツが残っている場所でございます。
タイトルの時点でネタバレもくそもないけど
大房岬自然公園
今は自然公園としてキャンプ場や運動広場などを始めとして親しまれております。
ちなみに読み方は「たいぶさみさき自然公園」で「だいぼうみさき」ではありません。
「だ」じゃなくて「た」なのがまたややこしい。
ギリギリ南房総市のちょっぴり突き出た岬です。
チーバくんでいうと脛のあたりといえば正しいかも。
そんな岬の自然公園に戦争遺跡が残っております。
幕末の黒船来航に始まり、太平洋戦争までに首都防衛のため建設されたものたちでございます。
大房岬に散らばっているのでマップを頼りに散策しませう。
発電所跡
今はこんもりしたこの一部しか見えないが、地下に発電機が造られていたんだとか。
やっぱり結構な大きさなのでは。
探照灯格納庫跡
現代の人間からするとワクワクしてしまう面構え。
首都も間近だし高性能の探照灯を配備したのかな。
奥に進むと…ラピュタみを感じる格納庫跡が(語彙力なし)
台や垂れ下がる植物も相まって神秘的な雰囲気すらありますね。
ここに格納して出し入れしてたのでしょうか。
縦向きだと上手く表示されないためサムネ用に撮影。
80年近く経ってるのに壁は結構綺麗な気がする。
右の等間隔にならぶ跡はケーブルとかの名残なのかな🤔
反対側にはこんな施設も。
写真撮ってませんでしたが(暗くてよく見えなかったのもある)探照灯に関わる兵士たちの施設だったのかも。
千葉県の戦争遺跡ではなんと1番目、全国では8番目の指定。
弾薬庫跡
木の根がまた遺跡!って雰囲気を醸し出しておる。
逆側から。水が溜まってしまっているが入れないことはなかったです。
入って横に空間があったと思うんだけど、写真は撮ってなかった。
以上、こんなところですかね!
今の価値観で物事を計っちゃいけませんけど
当時を偲んで想像して、思いを馳せるのに良い遺跡たちでした。
だいぶ時間が経ってるとは言え、文字で見るのと実際にみるのじゃまた違いますから。
2023年で戦後78年、この時期の番組を見ても「当時の手記から…」とか「〇〇さんの兄が…」とか「8歳の時に経験し…」
などで従軍した世代で語れる人もほぼいなくなってるのを実感します。
特攻兵器回天や震洋の生き残り(当時16~18歳)の方のインタビューとか見ました。
かなりギリギリだしあと5年もしたら…
なのでこういった史跡の重要さは更に増していると思います。
巡ってませんでしたがこの大房岬には回天の基地もあったようです。
たまには戦争遺跡や博物館などで歴史について学んでみてはいかがでせう。
個人的にはシベリア抑留についての展示のある
新宿の平和祈念展示史料館や
傷痍軍人などについての展示のある
九段下のしょうけい館がおすすめですぞ。